ネントレジーナ式

ゆるくてもOK!ネントレを生後1ヶ月・2ヶ月で始めるのはあり?|1日目〜生後5ヶ月の記録

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第一子妊娠中に友人からネントレのことを聞いて存在は知っていました。

みのり

私には関係ないっしょ!

と、対岸の火事ぐらいに認識が甘かったです。

でも実際には…

散らかった部屋を見てゲンナリ

食事すらまともに作れない

スマホで調べ物をする時間さえない

抱っこと寝不足で体が悲鳴をあげている

何が問題って、赤ちゃんの寝かしつけに時間も労力もかけたのに、寝たと思ったらすぐ起きることです。

レイ

まとめてぐっすり、しかもセルフで寝てくれたらいいのに..

時間を作るためにネントレを始めることを決意しました。

赤ちゃんの睡眠の悩み

  • 抱っこの寝かしつけがしんどい
  • 途中で起きてしまう
  • 夜泣きがひどい

これらが全て解決してしまう魔法のようなネントレ、見たら絶対あなたも実践したくなるはずです。

本記事の内容
  • ネントレを生後1ヶ月・2ヶ月で始めるやり方
  • 年取れとは?種類も解説
  • 最低限守るべき3つのルール
  • ネントレ1日目〜生後5ヶ月までの記録

これからネントレを始めたいけど具体的なやり方がわからない場合や、成功の見通しを立てたいならば参考になるはずです。

厳しい方法は苦手な方向けに、ゆるく始める方法も紹介しています。

ネントレを生後1ヶ月・2ヶ月で始めるのはあり?

ネントレを生後1ヶ月・2ヶ月で始めるやり方は、最低限守るべきルールを理解しておくことが重要です。

レイ

生後1ヶ月・2ヶ月はネントレには早いって聞くけどいいの?

みのり

大丈夫!私はふたりの子どもを生後1ヶ月ごろからネントレで育てたよ!

そもそもネントレとは何か?いくつか種類があるので紹介します。

ここで解説する内容
  • そもそもネントレとは
  • ネントレの種類
  • 最低限守るべき3つのルール

そもそもネントレとは?

ネントレとは「ねんねトレーニング」の略称で、赤ちゃんがひとりで寝られるようにトレーニングすることです。

1970年代ごろにアメリカやヨーロッパで生まれました。欧米圏ではひとり寝の文化が根強いのに対し日本は添い寝文化です。

子供をひとりで寝かせることに抵抗があったり、欧米圏ほど家の広さが無いため日本でネントレはあまり広まっていません。

しかしワーママが増えた昨今は、ネントレへの注目度が高まっています。

親と子供の双方にメリットがあるネントレに、私自身もとても助けられました。ネントレに成功した場合のメリットは次のとおりです。

  • 抱っこや授乳の寝かしつけが不要
  • ひとりで眠りについてくれる
  • 一度にぐっすり寝る
  • 夜泣きが減る、もしくは無い

ネントレにはいくつか種類がありルールが細かいものや、ゆるくできる方法もあります。

効果が出るスピードと手間に差があるため、赤ちゃんの個性や実践する親の状況に合わせて選びましょう。

レイ

ネントレをやったら赤ちゃんが笑わなくなって後悔するの?

不安をあおるネットの記事を見かけたら、こちらもお読みください。

ネントレの種類は3種類ある

ネントレの種類は、大きく分けて以下の3つあります。

  • ジーナ式
  • ファーバー式
  • ゆるネントレ

それぞれの中身や効果が出る速さ、違いを解説いたします。

ジーナ式はスケジュール徹底が鍵

ジーナ式は私が実践した、イギリス発祥のネントレ方法です。赤ちゃんのお世話をするプロのジーナ・フォードさんが開発しました。

ジーナ式の特徴
  • 月齢別のスケジュールに沿って過ごす
  • 寝かしつけはしない
  • ベッドに赤ちゃんを置くだけ
  • 泣いても10分は様子を見る

月齢が低い赤ちゃんは2時間ほどで眠くなるという特性を利用し、お昼寝の時間がたくみに設定されています。

そのため1日のスケジュールがかなり細かく決められており、慣れるまでが大変でした。

お昼寝→授乳・離乳食→遊び→お昼寝

このサイクルを起きている12時間に組み込んで、夜は12時間睡眠を目指すやり方です。

みのり

眠い時間になったら寝かせることがポイント!

レイ

だからスケジュールが重要なんだね〜

寝かしつけをしないことも特徴的です。眠くなる時間にベッドに置いて、セルフねんねをうながします。

最初は大泣きしますが、眠いのにひとりでうまく寝られないためです。

抱っこや授乳ではなく、ベッドの上で自力で寝る

ということを、赤ちゃんに身をもって教えます。個人差はありますが、慣れるまで1週間ほどかかるでしょう。

ファーバー式は徐々にセルフねんねに慣らす訓練

ファーバー式とは、子どもの睡眠のプロでアメリカ人医師のリチャード・ファーバーが生み出した方法です。

ジーナ式のような細かいスケジュールの決まりはありませんが、お昼寝や就寝時に大人が介入する頻度が多くなります。

  1. 赤ちゃんをベッドに置く←ここまではジーナ式と同じ
  2. しばらく寝室の外に出る(赤ちゃんは泣いてる)
  3. また寝室に入って声がけをする
  4. またしばらく寝室の外に出る

2〜4を繰り返し、寝室の外に出る時間を少しづつ伸ばすというものです。1日ごとに寝室の外に出る時間を長くしていきます。

日にち1回目に寝室に入るまでの時間2回目3回目
1日目3分5分10分
2日目5分10分12分
3日目10分12分15分

ジーナ式は泣いていても10分は様子を見るのに対し、ファーバー式は初日の1回目は3分で寝室へ入り、

みのり

ねんねだよ〜

と声がけすることが特徴です。

赤ちゃん

近くにパパやママの存在がわかって安心!

ファーバー式3日目の1回目に寝室に入るまでの時間で、ジーナ式の泣いていても様子を見る時間の10分に追いつきます。

一般的にファーバー式のネントレは効果が早いと言われていますが、私はジーナ式のみ実践していたので真偽は不明です。

でもこうして書いていると、ファーバー式も良さそうに思えます。ジーナ式のように、細かくスケジュールが決められるのは苦手という人に向いてそうです。

ゆるネントレはジーナとファーバーのいいとこどり

最後に紹介するのはゆるネントレです。

ジーナ式とファーバー式のいいとこ取りをし、ゆるく進めます。

ゆるネントレのやり方
  • スケジュールは細かく決めない
  • 寝る→起きる→授乳→遊び→寝るのサイクル
  • 寝る場所は決める
  • そもそもの目標を低く設定

ゆるネントレのポイントは、授乳や抱っこでの寝かしつけ習慣を無くすことです。セルフねんねを定着させ、就寝中の覚醒をなるべく減らすことを目標にします。

みのり

ジーナ式のように夜通し寝ることは二の次!ファーバー式のように部屋に入るまでの時間も特に決めないよ。

夜泣きや寝かしつけに時間がかかりすぎることなど、赤ちゃんの睡眠に関する悩みは授乳や抱っこで寝る癖がついていることが理由です。

レイ

それさえ無くなればなんとかなるってことか!

ジーナ式やファーバー式より時間はかかりますが、なるべく負担がなくゆるくネントレを進めたい場合に取り入れましょう。

ネントレを早く成功させるための守るべき3つのルール

もし、早くネントレを成功させたいならこれから紹介する3つのルールは最低限守りましょう。先述の3種類のネントレ全てに共通するので、しっかりおさえて欲しいです!

睡眠環境(音・光・室温)を整える

ネントレをより早く成功させたいなら、睡眠環境を整えることを意識しましょう。

音に敏感な赤ちゃんは、少しの物音で起きる可能性があります。

なるべく音を立てないように気をつけることはもちろん、生活音が気にならない部屋を作る工夫が必要です。

音が気にならない工夫
  • 洗面所やトイレから遠い部屋を寝室にする
  • 寝かしつける前に家族に伝える
  • スマートフォンや固定電話を切る
  • 隙間をふさぐ

私の息子と娘は音に敏感で、寝る前の物音で寝つきが悪くなることがありました。

みのり

実家に里帰り中、実父のくしゃみで泣いてしまったり…

玄関の扉の開け閉めでびっくりして起きたり…

音が気にならない工夫をして、生活音を最小限におさえましょう。

ネントレ中の光対策には気を配って欲しいです。

下の娘はスマートフォンの画面から少しでも光が見えると寝つきが悪くなったことがあります。

光が気にならない工夫
  • スマートフォンの電源を切る
  • 1級遮光カーテンを使う
  • エアコンの動作ランプを隠す

エアコンの動作ランプだけでなく、ベビーモニターの光にも敏感に反応していました。電子機器の光は特に要注意です。

室温

ネントレ中の赤ちゃんに限らずですが、室温が快適になるように調整してください。

夏と冬は室温の調整に気を使います。暑すぎても寒すぎても赤ちゃんは快適な睡眠を得られません。除湿器や加湿器など家電を駆使し、できるだけ快適な環境に整えましょう。

寝かしつけるタイミングを守る

寝かしつけるタイミングとは、赤ちゃんが眠くなったタイミングです。

ジーナ式を実践中であれば、赤ちゃんが自然と眠くなるタイミングにお昼寝や夜の就寝時間がスケジューリングされています。

月齢や、赤ちゃんの個性によってスケジュールは変化するため、様子を見ながら調整するとスムーズです。

疲れすぎる前に寝かせることも重要なので、赤ちゃんの様子を見て判断しましょう。

レイ

赤ちゃんが眠くなる前っていつ…?!

みのり

だったらジーナ式にしておけば間違いないよ!

ネンネと抱っこを結びつけない

抱っこで寝かしつける習慣をつけると、抱っこをしないと寝てくれません。

ネントレは自力で眠りにつくトレーニングなので、抱っこで寝かせるくせを取ることが重要です。

みのり

抱っこで寝かしつけのくせ取りには、スリーパーがおすすめ!おすすめのスリーパーはこちらの記事で紹介しています!

スリーパー=寝る前に着る

というネンネルーティーンが身につけば、抱っこに頼らず自力で眠るようになります。

息子はスリーパーを生後すぐから着用させていたため、セルフネンネの習慣がつくのは早かったです。

どうしても抱っこでしか寝ない時期があっても、抱っこでそのまま寝かすのではなく少しでも目が開いた状態で眠りにつかせましょう。

抱っこで寝かしつけている赤ちゃんは、夜泣きをします。

赤ちゃん

抱っこで寝たのに目が覚めたら誰もいない!

これが夜泣きの原因です。夜泣きは本当に辛いですよね。

みのり

うちの上の子も下の子も夜泣きゼロという神赤ちゃん!おすすめ!

夜泣きの辛さはママパパの余裕がなくなって悪循環です。ぜひ、抱っこで寝かしつけるくせを取り除きねんねルーティーンを取り入れてください。

ネントレ1日目から生後5ヶ月までの記録

実際にネントレを開始した1日目から生後5ヶ月までの様子をお伝えします。ジーナ式ネントレに成功した我が家の子どもたちも、最初からうまくいったわけではありません。

上の子は生後2週目でネントレを開始し、3日目からセルフねんねに慣れ、1週間ほどで定着。生後2ヶ月半には夜通し寝てくれるようになりました。早めにネントレを始めたおかげで、慣れるのも早かったです。

下表のとおり、ネントレを開始してから生後5ヶ月までの様子をざっくりまとめました。

1日目(生後2週目)ギャン泣き
3日目(生後3週目)セルフネンネに慣れてきた
新生児ほぼセルフねんね、スケジュールが安定
生後2ヶ月夜通し就寝に成功
生後3ヶ月ほぼスケジュールどおり
生後4ヶ月ほぼスケジュールどおり
生後5ヶ月スケジュールどおり

一つずつ詳細をみていきましょう。リアルな様子を記録しておきましたので、ぜひ参考にしてください。

1日目はギャン泣き

退院してまもなく、泣き続ける赤ちゃんと一緒に私も泣くくらいしんどい毎日を過ごしていました。

みのり

ネントレするしかないな…

と思い腰を上げて、ジーナ式ネントレの本を引っ張り出し生後2週目で実践スタートすることにしました。

いざスタートしたネントレ1日目は、ずっと泣いていました。

赤ちゃん

なんで抱っこしてくれないの〜涙 眠いのに眠れないよ〜

ジーナ式のネントレは、毎日のスケジュールが細かく決められています。しかし今まで生活リズムを意識せず過ごしていたため、慣れないリズムに右往左往。

手作りしておいたスケジュール管理表と時計をにらめっこし、落ち着かない1日を過ごしました。

しかし3日もすると、私も赤ちゃんもスケジュールに慣れてセルフねんねに成功することがちらほら。

レイ

習慣は3日でつくんだね!

最初は本当にうまくいくかわからず疑心半疑ではじめたネントレ。うまくいかないことが続き、正直心が折れそうになることもありました。

気がついたらひとりで寝るために自分で落ち着けるようになり、赤ちゃんってすごいな〜って思います。

新生児期でも数日で変化が見られた

新生児期のネントレの様子は、4週目には板についてきた印象です。とはいえ、まだまだお昼寝中に起きてしまったりセルフねんねがうまくいかない日もありました。

夜間授乳は1回だけで、新生児期にしては少ないです。しかし体重の増えは順調で、生まれた時より1.5倍に増えていて1日50グラムも増えていたことになります。

片方のおっぱいを20分ほどかけてたっぷり飲ませるジーナ式授乳のおかげです。

生後2ヶ月は弱気になった頃

夜中にぐっすり寝てくれるようになりましたが、例外的にお昼寝途中で起きてしまったり、なかなか寝付かずギャン泣きする日も…

スケジュールに慣れてきたとはいえ、そのとおりに過ごせないこともありました。

産後のホルモンバランスの影響でメンタルが不安定だったことに加え、スケジュールどおりにいかないせいで赤ちゃんにイライラして大後悔。

ジーナ式のネントレの満足度は120%だけど、この時ばかりは弱気になりました。

ネントレやって後悔?についてはこちらの記事が参考になります。

生後3ヶ月で夜間授乳(完母)を卒業

スケジュールどおりに行かない日も、母子ともにうまく対応できるようになりました。

みのり

昼寝が少し短いから、次の夕寝で調整!ジーナ式ネントレの本とは違うけど大丈夫!

赤ちゃんも起こさない限りずっと寝てくれるように。夜間授乳もいつの間にか卒業です。

私のメンタルもだいぶ落ち着いてきた頃です。

生後4ヶ月で旅行デビューもスムーズに

夕寝の時間がだいぶ減り、もうすぐ卒業が見えてきた頃です。

生後4ヶ月で旅行に連れて行き、旅行先でもしっかりジーナ式ネントレを取り入れて過ごせました。

生後5ヶ月では夜泣きなし

生後5ヶ月では、夕寝をしない日が少しづつ増えてきました。ジーナ式ネントレでは、生後3ヶ月で夕寝がなくなると書いてありましたが大丈夫です。

真夏だった生後5ヶ月の頃、お昼寝が少し長くなってしまうことがありました。暑さに体力を奪われ、長めに寝ることがあるそうです。

それでもスケジュールが大きく乱れることもなく、相変わらず夜はぐっすり寝てくれます。

セルフねんねは当たり前にできていたので、

みのり

ウチの赤ちゃんは手がかからない♪

という印象に変わりました!

近所の支援センターで話した他のママは、

『夜泣きが始まってつらい…。』

と言っている人ばかりでした。

みのり

夜泣き?なんのこと?w

と、ネントレやってて本当に良かったと思った瞬間です。弱気になっていた頃には想像もできなかった未来になりました♪

まとめ

ネントレを生後1ヶ月、2ヶ月で始めた体験談をもとに解説いたしました。ジーナ式のネントレを実践した頃を思い出し、懐かしかったです。

生後1ヶ月や2ヶ月でネントレを始めても全く問題ありません。我が家の子供たちは小学生と1歳半(2024年7月時点)ですが、成長に問題はないです。むしろ早く始めたほうが慣れるまでが早く、夜泣きを経験することなく終えることができます。

ふたりとも夜泣きがなかったのは、間違いなくネントレのおかげです!

ぜひ挑戦してくださいね♪